夏のダメージ肌に効くトマトの3大摂取法
夏休みはやっぱり短い!
暑い日が続いていますが、
海や山や甲子園で日焼けをしている人も
多いはず。
しかし、肌にダメージを抱えたまま
秋に突入すると、肌荒れが、本当のシミや
アザになってしまいます。
そこで、今回は、ダメージ肌から
回復するためにぴったりの
夏の緑黄色野菜の代表格、
トマトの効用について
ご紹介します。
トマトの栄養素は、ダブルエース
リコピンと抗酸化ビタミンが美肌に関するトマトの主な栄養素です。
リコピン
リコピンは、①しみの抑制(メラニン生成抑制効果)、②しわの予防(コラーゲン産生促進効果)、③日焼け防止、④肌の角質層状態の改善に効果があります。
また、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があることでも知られています。
抗酸化作用により活性酸素を取り除いたり、老化や生活習慣病の予防、がんの予防なども期待されています。
抗酸化ビタミン
また、トマトは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEという、三大抗酸化ビタミンを含んでいます。
ここで「β(ベータ)カロテンもあるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃると思います。しかし、カロテンは、小腸でビタミンAに転換されますので、ここではビタミンAとしてまとめます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素です。免疫や抵抗力も上げてくれます。ですので、ニキビの悪化や細菌による感染を防いでくれます。美肌には欠かせませんね。トマトの他には、レバーやほうれんそうに多く含まれています。
ビタミンCは、肌の弾力の素になるコラーゲンの生成に役立ちます。またシミの素になるメラニンの生成を抑制する働きもあるので、前述のリコピンと似ていますね。
トマトの他には、アセロラなどに多く含まれています。
ビタミンEは、肌の酸化を元に戻してくれる働きがあります。酸化しないということはいつまでも若い肌を保てるということです。いわゆるアンチエイジングですね。トマトの他には、アーモンドなどに多く含まれています。
前述のように、元々、リコピンに強い抗酸化作用があることもあり、三大抗酸化ビタミンの存在と併せて、トマトは抗酸化力の塊ですね。
抗酸化力が高いということは、アンチエイジング対策に有効ということです。
いつまでも若くキメの細かい美肌を保つ強い味方ですね。
効果的な3大摂取方法
トマトに多く含まれるリコピンの効果的な摂取方法としては、
次の3つが挙げられます。
①肉や魚などと合わせる
リコピンは油脂に溶けやすいので、油脂を使って調理したり、肉や魚などの油脂を含む食品と合わせると吸収率が高まります。
②加熱調理する
加熱によってトマトの細胞が壊れてリコピンが細胞外に出ると、吸収されやすくなります。ただし、ビタミンCは熱に弱いので、加熱するとビタミンCの効果は期待できません。
③皮ごと食べる
リコピンは皮に多く含まれているため皮ごと食べるとたくさんのリコピンを摂取できます。
まとめ
夏の暑さと紫外線は思わぬ肌のトラブルを引き起こします。
トマトは数ある夏野菜の中でも断トツの抗酸化作用が
認められており、トマト抜きに夏を乗り切ることは
無謀とも言えます。
トマトには、うまみ成分であるグルタミン酸が豊富に含まれているため、
煮込み料理のだしとしても使えます。
加えて、グルタミン酸は、
肉や魚のうまみ成分であるイノシン酸と組み合わせると、
相乗効果でうまみがアップします。
つまり、トマトと肉、魚を組み合わせた煮込み料理は
うまみがたっぷり含まれてとても美味しくなります。
美肌とは直接関係ありませんが、
トマトを食べ続けるコツとして知っておきたいところです。
美肌を求める私たちとしては、
トマトとうまく付き合っていくことが大切ですね。