「なす」で綺麗に若返る
水分が多く淡白な味わいのなすは、
食欲がない時でもおいしく食べられます。
また、なすはあまり栄養価がない、と長年誤解されてきた食材です。
しかし、皮の部分にナスニンという抗酸化作用の強いポリフェノールの一種を含むことがわかり、美肌野菜として注目を集めています。
ここでは、なすの皮に多く含まれているナスニンにフォーカスを当ててみます。
なすの皮の紫色の色素は、ポリフェノールの一種のアントシアニン系の色素のナスニンという成分です。
ナスニンには、強い抗酸化作用があるので、
シミやそばかすなどの肌の悩みにとても良い働きがあります。
皮に多く含まれているので、なすを調理するときは、皮ごと調理しましょう。
ナスニンは、水溶性なので、長時間水にさらしたり、茹でると流出してしまいます。加熱する場合には、電子レンジを利用すると良いでしょう。
煮物や汁物にした場合には、汁を残さず食べると無駄になりません。しかし、汁をすべて摂取すると塩分過多が心配ですのでほどほどにしましょう。
また、なすを揚げると、油のコーティング作用により、ナスニンの流出が抑えられます。
しかし、なすの果肉は油を吸いやすい構造になっているので、カロリーが高くなりがちです。したがって、エネルギーや脂質の摂取を抑えたい人は注意すべきです。
塩分コントロール、カロリーコントロールもトータルで考えるのが美肌の秘訣です。
おすすめの食べ方は、新鮮なものなら、「生でそのまま」が良いですね。
いちょう切りにしたなすを水にさらしてあくを抜いたら、塩もみするだけです。
焼いたり蒸したりする手間もなく、なす本来のおいしさが直接伝わってきます。
もちろん、皮もそのまま食べましょう。
また、水にさらし過ぎないように注意しましょう。
あと、「焼きなす」もシンプルでおいしいです。
皮がついたまま焼いて、しょうゆ(又はだししょうゆ)をかけるだけです。
とっても簡単ですよね。
焼きなすのポイントはもちろん「皮つきのまま」です。
お店で食べる焼きなすは皮を綺麗にむいてくれているものが多いと思いますが、
それだとナスニンを摂取できないので、美肌ビタミン的にはおすすめできません。
皮がついたままでも充分に美味しいですよ。
おいしく食べて美肌になりましょう!